動画編集の初案件を AI と分担して納品するまで(自分の作業は2〜3時間、継続の依頼につながった)
2026年10月7日 / Aolsiq
クラウドワークスで初めて受けた仕事は、YouTube の解説動画の編集のテストでした。 制作のほとんどは AI(Claude)がやり、私は指示と確認、クライアントとのやり取りを担当しました。 私自身の作業時間は2〜3時間です。 修正の依頼はなく、検収の後、同じ方から続けて依頼をいただきました。 どう分担したかを書いておきます。
依頼の内容
届いたのは、数分のナレーション音声と、その台本のテキストです。 これに映像を付けて MP4 で納品します。 大事なところを図や強調の文字で見せる工夫が求められていました。
辞退や不採用が続いていたところに来た依頼だったので、絶対に逃さないぞ、という気持ちでした。
分担
| 作業 | 担当 |
|---|---|
| 依頼の内容を整理して、作り方を指示する | 私 |
| 音声の文字起こし、字幕の作成 | AI |
| 場面ごとの映像、図、強調の文字、効果音、BGM の制作と組み立て | AI |
| 完成した動画のセルフチェックと修正 | AI |
| 最終レビューと、直してほしい点の指摘 | 私 |
| クライアントとのやり取り、納品 | 私 |
見せ方で迷ったところは、クライアントに確認しました。
AI がやったこと
文字起こしは Whisper を手元の PC で動かして行い、字幕は台本ではなく、実際に話している言葉に合わせました。 映像は、スクリプトで場面ごとに作って組み立てています。 作り方の詳しいところはClaude Code で副業の動画を組み立てている方法に書きました。 写真は CC0(自由に使える素材)とパブリックドメインのものだけを使い、地図は Natural Earth、人物のイラストやアイコン、BGM、効果音は自作です。
完成した動画のチェックも AI にやらせました。 字幕一つごと、場面の切り替わりごとにコマを抜き出して全部見る、音量を区間ごとに測る、というやり方です。 このチェックで、例えば次のような点が見つかって直っています。
- 回転する演出で、文字が裏返って読めない瞬間があった → 動き方を変えた
- BGM が声に合わせて下がりすぎて、ほとんど聞こえなかった → 下げ方をゆるめた
- 画面がほぼ空になる時間があった → 説明の文字を足した
AI ではできなかったこと
音は数値で測れても、実際に聞いてどう感じるかは AI には分かりません。 BGM の聞こえ方や全体の雰囲気は、最後に私が通して見て、聞いて確かめました。 どの案を納品するかも私が決めています。
結果
クライアントからの修正の依頼は、今のところありません。 納品して検収された後、同じ方から続けて依頼をいただきました。 今は、依頼してくださった方の信頼を損なわないようにすることと、継続の契約を積み重ねていきたいと考えています。
まとめ
- 制作(文字起こし・字幕・映像・音・セルフチェック)は AI、指示と最後の確認とクライアントとのやり取りは私
- AI のチェックは、字幕や場面ごとにコマを抜き出し、音量を区間ごとに測る形にすると、見落としが減る
- 聞いてどう感じるかは AI には分からないので、最後は自分で見て聞く