Claude Code の Skills、自分で作った1つ(62行)と外から入れた1つ(540行)を比べて分かった作り方
2026年10月26日 / Aolsiq
副業の作業で、Claude Code の Skills を2つ使っています。 1つは自分で作った、紹介動画の作り方のスキル。もう1つは、GitHub で公開されているものを入れた、文章の AI っぽさを消すスキルです。 この記事では、2つの SKILL.md の中身を並べて、何をスキルにしたか、どう書いたか、人のスキルをどう自分に合わせたかを書きます。 Skills そのものの紹介と、外から入れるときに確かめることは副業の作業を Claude Code で回している会社員エンジニアの使い方に書きました。
先に結論
| app-demo-video(自作) | humanizer-ja(外から入れた) | |
|---|---|---|
| 中身 | Web アプリの紹介動画を、録画・HTML・FFmpeg で作る手順 | AI が書いた日本語から、AI っぽい書き方を見つけて直す |
| 長さ | 62行 | 540行 |
| 作り方 | うまくいった動画の作り方を、後からまとめてもらった | 公開されているもの(MIT ライセンス)をそのまま入れた |
| 自分に合わせたこと | 私が確認した見た目の決まりと、はまったところを書いた | 本体は変えず、CLAUDE.md で「です・ます調と敬語は保つ」と上書きした |
| 使う場面 | 紹介動画・操作説明の動画を作るとき | 応募文・返信・プロフィールなど、外に出す文章を書いた後 |
スキルにしているのは、どちらも「毎回同じやり方で進めたいのに、毎回説明するのは長すぎる」作業です。
自作のスキルは、うまくいった後にまとめる
app-demo-video は、ポートフォリオ用の紹介動画を作った後にできたスキルです。 私が「良い」と言った版ができたところで、「この作り方をスキルにまとめて」と頼みました。 最初からスキルを書いたのではなく、うまくいった作業を後からまとめた形です。
中身の構成は、次のようになっています。
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name: app-demo-video
version: 1.0.0
description: |
Web アプリやツールの紹介動画・デモ動画を、コードだけで作るスキル(録画 → HTML で描いた場面 → FFmpeg で合成)。
アプリの操作を Playwright で録画し、タイトル・テロップ・図解は HTML を1コマずつ止めて撮影、
BGM と効果音も自作して著作権の心配をなくす。ポートフォリオ動画、納品物の操作説明動画、
クライアントのアプリ・サービス紹介動画の制作に使う。
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# アプリ紹介動画の作り方
## 流れ
## 映像の決まりごと(オーナー確認済み)
## 音の決まりごと
## はまったところ
## 素材と権利
## 参考にした投稿・記事書いてあることは、大きく3種類です。
- 手順。録画、HTML で場面を描く、音を作る、合成する、確かめる、の順番と、使うスクリプトの名前
- 決まりごと。テンポ、テロップの大きさ、BGM の音量など、私が確認した見た目と音の数値
- はまったところ。例えば、1つの要素にフェードインとフェードアウトを両方付けると最初から見えてしまう、録画のたびにデモのデータが増えるので撮り直す前に初期状態に戻す、など
「はまったところ」を書いておくと、同じ失敗の直し方を、次の作業の最初から Claude が知っている状態で始められます。 次に来た Web サービスの紹介動画の案件でも、同じ作り方で作りました。
外から入れたスキルは、CLAUDE.md で用途に合わせる
humanizer-ja は、AI が書いた日本語の「AI っぽさ」を消すスキルです(github.com/makotofalcon/humanizer-ja、MIT ライセンス)。 応募文やクライアントへの返信を Claude Code に下書きしてもらうので、その AI っぽさを消すために入れました。 記号の残り方、言葉の偏り、文章の組み立て方の3つの層で、25の型を見つけて直す作りになっています。
ただ、このスキルはブログ向けに書かれていて、「だ・である調にする」「意見や感情を足す」方向に直します。 クライアントへの文章でそれをされると困ります。 そこで、スキルの本体は変えずに、プロジェクトの CLAUDE.md に次のように書いています(要約)。
- 外部に出す文章は、書いた後に必ず humanizer-ja スキルを通す
- 対象: プロフィール、提案文、クライアントへのメッセージ、納品物の手順書
- ビジネス文書向けの調整: スキルはブログ向けに「だ・である調」「意見・感情を足す」
方向で書かれているが、クライアント向けの文章では です・ます調と敬語を保つ
- 取り入れるのは、AIっぽい言い回しの除去と、具体的に書くこと(数字・技術名・経験)
- 一般的なビジネスの挨拶(「ご検討のほど、よろしくお願いいたします」など)は削らないスキルの本体を書き換えると、元のスキルが更新されたときに取り込みにくくなります。 使い方の違いはスキルの外(CLAUDE.md)に書いておくと、本体はそのまま使えます。
SKILL.md の書き方で押さえること(公式の説明から)
- 置き場所は、そのプロジェクトだけで使うなら
.claude/skills/<名前>/SKILL.md、どのプロジェクトでも使うなら~/.claude/skills/<名前>/SKILL.md - 冒頭の
---で囲んだ設定(frontmatter)は、どれも省けますが、descriptionは書くことが推奨されています - Claude は
descriptionを見て、そのスキルを読み込むかを決めます。一覧に出るのは1,536文字までなので、何に使うスキルか、いつ使うかを先に書く - 本文は、スキルを使うときに初めて読み込まれます。細かい資料は別のファイルにして、SKILL.md から「〜のときはこのファイルを読む」と書いておくと、要るときだけ読まれます
- SKILL.md は500行以内が推奨されています。読み込んだ中身は、その後のやり取りでもずっとトークンを使うからです
- 自分で
/名前と打ったときだけ使わせたいなら、disable-model-invocation: trueを付けます
私の2つで言うと、app-demo-video の62行は余裕があります。humanizer-ja の540行は、推奨の長さを少し超えています。 自分で作るなら、例文や参考の一覧を別のファイルに分けて、SKILL.md は短く保つのがよさそうです。
公式の説明は、Claude Code の公式ドキュメントの Skills のページで2026年10月25日に確認。
何をスキルにするか
- 何度か同じ説明をした作業。説明が3行で済むなら CLAUDE.md かスラッシュコマンドで十分で、決まりごとや失敗の直し方まで伝えたいならスキルにする
- うまくいった後にまとめる。最初から書こうとすると、やってみないと分からない「はまったところ」が抜ける
- 1つのスキルには1つの用途。動画の作り方と文章の直し方は、別々のスキルにする
まとめ
- 自作のスキルは、うまくいった作業を「この作り方をスキルにまとめて」と頼んで作る。手順・決まりごと・はまったところを書く
- 外から入れたスキルは本体を変えず、使い方の違いは CLAUDE.md に書く
descriptionには、何に使うか、いつ使うかを先に書く。SKILL.md は500行以内、細かい資料は別のファイルに
人に教わりながら始めたい場合
短い時間で人に教わりながら始めたい場合は、研修という選択肢もあります。 AI駆動開発協会の個人向けの Claude Code 研修は、オンラインのグループ講習で、2時間・43,780円(税込)です。 案内されているカリキュラムには、CLAUDE.md・Hooks・スキルが入っています。 私は受けていないので、内容や日程は公式のページで確かめてください。
AI駆動開発協会の Claude Code 研修(公式ページ)
形式・料金・カリキュラムは AI駆動開発協会の公式サイトで2026年10月25日に確認。